こんにちは
関原デンタルオフィスです。
楽しい旅行や帰省は、心も体もリフレッシュできますよね。でもその一方で、「楽しい時間の裏で、意外とお口の健康を疎かにしがち」なのも事実。歯みがきのタイミングが不規則になったり、甘いものが増えたりと、気づかないうちにお口へ負担をかけていることもあります。
そんな連休明けこそ”トラブルを防ぐために習慣をリセットする”という意識が大切です。
今回は、旅行中についやってしまいがちな歯のNG習慣を振り返りながら、連休明けに取り入れたいケアのポイントをご紹介します。
歯磨きのタイミング、つい不規則になっていませんか?
旅先では普段と違うスケジュールで動くことが多く、朝起きてすぐ観光に出かけてしまい気づいたら朝食後の歯磨きを忘れていたり、移動や外食で疲れてしまい夜の歯磨きをサボってしまった…ということもあるかもしれません。しかし、歯磨きを怠ると口の中で細菌が増え、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
旅行から帰ってきたらまずは普段の歯磨きのリズムを取り戻しましょう。「朝・昼・夜の3回」歯磨きする習慣が理想ですが、少なくとも「朝食後・就寝前」の2回は丁寧に行うよう心がけてください。
甘いもの・間食が増えていませんでしたか?
旅行中は地域のスイーツや旅先でのちょっとした休憩など、甘いものを口にする機会が増えがちです。
特に注意したいのは、その“頻度”です。糖分を含むものを何度も食べると口の中が酸性になっている時間が長くなり、虫歯ができやすくなります。お菓子を完全に我慢する必要はありませんが、「食べる時間を決める」「食べた後は水で口をゆすぐ」といった工夫を取り入れて、ダラダラ食べを防ぎましょう。
飲み物はジュースや炭酸ばかりだったかも?
旅先では、のどが渇いたときに自販機やカフェでジュースや炭酸飲料を選ぶ方も多いと思います。しかし、これらの飲み物には多くの糖分が含まれており、歯にとっては大きなリスクです。
さらに、炭酸飲料は酸性度が高いため歯のエナメル質を溶かしてしまう「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因にもなりかねません。水やお茶など、砂糖が含まれていない飲み物を選ぶようにしましょう。
お口の乾燥、気づいていますか?
実は、旅行中はお口が乾燥しやすい環境にあります。長時間の移動や冷暖房の効いた車内・機内にいることで唾液の分泌が減ってしまうのです。
唾液は、口の中の汚れを洗い流す役割や、虫歯菌の活動を抑える働きをしています。乾燥によって唾液の量が減ると細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や口臭の原因になることも。「こまめな水分補給」「よく噛む食事」などで唾液の分泌を促しましょう。特に寝起きに口の乾きが気になる方は要注意です。
「昨日、すごい音してたよ?」パートナーからの歯ぎしり指摘
旅先での慣れない環境や疲労、ストレスなどが原因で寝ている間に歯ぎしりをしてしまう方もいます。旅行中は普段と違う枕やベッドで眠ることになるため、無意識に歯に力が入りやすくなっているのかもしれません。
歯ぎしりは歯がすり減る・欠けるといったトラブルを引き起こすほか、顎関節症や頭痛の原因になることもあります。家族やパートナーに「音がすごかったよ」と言われたらぜひ一度歯科医院で相談してみてください。
必要に応じて歯を守るための「マウスピース治療」などもご提案できます。
まとめ
旅行は心を癒し、楽しい思い出をつくる大切な時間。でもその裏で、お口の健康が知らず知らずのうちにおろそかになってしまうこともあります。
連休明けは、お口の習慣をリセットする絶好のタイミング。
・歯磨きのペースを取り戻す
・甘いものの頻度を見直す
・水分補給に気をつける
など、できることから始めてみてください。
「ちょっと気になる症状がある」「歯ぎしりの指摘を受けた」という方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。