こんにちは
関原デンタルオフィスです。
9月11日(木) 、9月30日(火) の午前の診療を休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
院長先生 2日(終日)
望月先生 1日(午前のみ) 6日(終日)
輿先生 20日(終日)
は不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年8月26日 カテゴリ:お知らせ
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9月11日(木) 、9月30日(火) の午前の診療を休診とさせて頂きます。
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望月先生 1日(午前のみ) 6日(終日)
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日付: 2025年8月26日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
歯の白さは見た目の印象にも大きく関わりますが、実際の歯は黄みがかった自然な色をしており、年齢とともに少しずつ変化していきます。
こうした歯の色の変化には、食事や喫煙などによって起こる“着色”と、歯の内部構造に関わる“変色”という2つの原因が関係しています。どちらも見た目に影響を与える一方で、それぞれ対処法が異なるため、原因を正しく知ることが大切です。
今回は、歯の色が変わる仕組みや原因、そして治療やケアの方法についてご紹介いたします。
「歯の色」と聞くと白くきれいなイメージがあるかもしれませんが、実際の歯はほんのり黄色みを帯びた色が自然です。色合いは、外側のエナメル質と内側の象牙質のバランスで決まります。エナメル質が薄かったり、象牙質が濃いと黄みが強く見えることもあります。また、加齢によりエナメル質がすり減ると象牙質が透けて、黄ばんで見えやすくなります。
加齢による変化のほかにも、歯の色は「着色(色素沈着による表面の汚れ)」と「変色(歯の内部からの変化)」という2つの要因によっても変わることがあります。まずは、その違いについて知っておくことが大切です。
歯の着色とは、歯の表面に色素が沈着して起こる変化です。見た目に黄ばみや茶色みがある場合、多くはこの「着色」が原因です。
主な原因には以下のようなものがあります。
・色の濃い飲食物
コーヒー、紅茶、カレーなどに含まれる色素(ステイン)が、歯の表面に付着しやすくなります。
・タバコのヤニ汚れ
タールやニコチンが沈着し、茶色っぽい汚れの原因になります。
・ヨード系うがい薬
ポビドンヨードなどを継続的に使うと、薬剤の色素が歯に残ることがあります。
・歯みがき不足(プラークの残留)
磨き残しがあると、そこに色素が付きやすくなります。こうした着色は、歯科医院でのクリーニング(エアフローなど)で落とせることが多く、定期的なケアで清潔な状態を保てます。
歯の変色とは、歯の内部にある構造や状態の変化によって色が変わることを指します。
主な原因には、次のようなものがあります。
・加齢による変化
エナメル質がすり減ることで象牙質の色が透け、全体的に黄ばんで見えるようになります。
・虫歯や神経のダメージ
初期虫歯は白く濁り、進行すると黄色や黒っぽく変色します。神経が死んだ歯や根の治療後の歯も、黒ずむことがあります。
・歯の形成異常・薬剤の影響
エナメル質形成不全、金属の詰め物からのイオン溶出、テトラサイクリン系抗菌薬の影響などが挙げられます。
・詰め物と歯の境目の変化
経年によって境目が変色することがあります。
こうした変色は歯の内部に起因するため、表面を磨いても元の色には戻りません。見た目を改善するには、必要に応じてホワイトニングや補綴(被せ物)などの治療が必要になることがあります。
歯の色は、加齢や生活習慣、歯の内側の状態など、複数の要因によって変化します。外側の汚れによる着色だけでなく、内側からの変色が起きている場合もあり、それぞれ原因や対応が異なります。
当院では、見た目の変化の背景を丁寧に診査したうえで、クリーニング・ホワイトニング・補綴治療など、適切な方法をご提案しています。
「歯の色が気になる」「以前より黄ばんできた気がする」など、気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
6月は「歯と口の健康週間(6月4日〜10日)」や「むし歯予防デー(6月4日)」があり、全国的にお口の健康への意識が高まる季節です。この機会に、ご自身やご家族のお口の健康について改めて考えてみませんか?
今回は、歯科医院で行う「定期検診」の目的や内容、通う頻度の目安、そして全身の健康との関係についてご紹介します。
歯科の定期検診というと、「虫歯があるかどうかを調べるだけ」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実際には虫歯だけでなく、歯周病やかみ合わせのチェック、歯のクリーニング、歯磨き指導(TBI)など、包括的なケアを目的とした内容となっています。
特に、歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどなく、知らない間に進行しているケースが少なくありません。当院では、歯ぐきの状態を調べる「歯周ポケット検査」や、必要に応じてレントゲンを使った精密な確認も行っています。レントゲンは肉眼では見つけにくい初期の虫歯や、歯の根の状態、骨の状態を把握するのに非常に有効です。
また、専用の器具を使って歯に付着した歯石やプラークを除去する「プロフェッショナルクリーニング」も行います。普段の歯みがきでは落としきれない汚れを取り除くことで虫歯や歯周病の予防につながります。
当院では、患者さん一人ひとりの口腔内の状態に応じてメンテナンス間隔をご案内しています。
例えば、虫歯や歯周病のリスクが高い方、矯正治療中の方、インプラント治療を受けている方は、より短い間隔でのチェックが必要な場合があります。リスクが低く、安定した口腔内環境が保たれている方は、少し間隔を空けてもよいこともあります。
定期的なチェックを通じて、早期発見・早期対応が可能となり、結果として大がかりな治療を回避できることにもつながります。
最近では、「お口の健康」と「全身の健康」が密接に関係していることが、様々な研究で明らかになってきました。
たとえば、歯周病はお口の中だけでなく、糖尿病や心疾患、認知症、誤嚥性肺炎など全身の病気との関連があることが分かっています。歯周病によって生じる炎症物質が血流を通じて全身に影響を及ぼすことで、持病の悪化や新たな疾患のリスクを高める可能性があるのです。
また、噛む力が弱まると食事のバランスが崩れ、栄養不足を招く原因にもなります。よく噛んで食べるという行為は、脳への刺激にもつながるため、認知機能の維持にも関係していると言われています。
つまり、歯を守ることは「食べる力を守る」ことにもつながり、健康的な日常生活を支える大きな柱となるのです。
全国の歯科医院でも、お口の健康啓発イベントや無料相談などが行われる時期です。お子さんからご高齢の方まで、ライフステージに応じたお口のトラブルを未然に防ぐには、やはり「定期的なチェック」と「早めの対策」が鍵となります。
「痛みがないから大丈夫」「忙しくてつい後回しにしてしまう」そんな方こそ、ぜひ一度、検診にいらしてください。
歯の健康を保つために、もっとも大切なのは「予防」の視点です。定期検診を受けることで、ご自身では気づきにくい変化にいち早く気づき、将来の大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
私たち関原デンタルオフィスでは、患者さんお一人おひとりのお口の状態に合わせた検査・クリーニング・予防指導を行っています。
ぜひ定期検診をご予約ください。
日付: 2025年6月25日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
7月17日(木) 、7月29日(火) の午前の診療を休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
早田先生 10日 (10:00〜12:00まで)
望月先生 12日 終日
今田先生 16日 終日
は不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年6月25日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
6月12日(木) 6月24日(火) の午前の診療を休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
飯田先生 4日(水) 6日(金) 終日
望月先生 30日(月) 午前
は不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年5月20日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
楽しい旅行や帰省は、心も体もリフレッシュできますよね。でもその一方で、「楽しい時間の裏で、意外とお口の健康を疎かにしがち」なのも事実。歯みがきのタイミングが不規則になったり、甘いものが増えたりと、気づかないうちにお口へ負担をかけていることもあります。
そんな連休明けこそ”トラブルを防ぐために習慣をリセットする”という意識が大切です。
今回は、旅行中についやってしまいがちな歯のNG習慣を振り返りながら、連休明けに取り入れたいケアのポイントをご紹介します。
旅先では普段と違うスケジュールで動くことが多く、朝起きてすぐ観光に出かけてしまい気づいたら朝食後の歯磨きを忘れていたり、移動や外食で疲れてしまい夜の歯磨きをサボってしまった…ということもあるかもしれません。しかし、歯磨きを怠ると口の中で細菌が増え、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
旅行から帰ってきたらまずは普段の歯磨きのリズムを取り戻しましょう。「朝・昼・夜の3回」歯磨きする習慣が理想ですが、少なくとも「朝食後・就寝前」の2回は丁寧に行うよう心がけてください。
旅行中は地域のスイーツや旅先でのちょっとした休憩など、甘いものを口にする機会が増えがちです。
特に注意したいのは、その“頻度”です。糖分を含むものを何度も食べると口の中が酸性になっている時間が長くなり、虫歯ができやすくなります。お菓子を完全に我慢する必要はありませんが、「食べる時間を決める」「食べた後は水で口をゆすぐ」といった工夫を取り入れて、ダラダラ食べを防ぎましょう。
旅先では、のどが渇いたときに自販機やカフェでジュースや炭酸飲料を選ぶ方も多いと思います。しかし、これらの飲み物には多くの糖分が含まれており、歯にとっては大きなリスクです。
さらに、炭酸飲料は酸性度が高いため歯のエナメル質を溶かしてしまう「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因にもなりかねません。水やお茶など、砂糖が含まれていない飲み物を選ぶようにしましょう。
実は、旅行中はお口が乾燥しやすい環境にあります。長時間の移動や冷暖房の効いた車内・機内にいることで唾液の分泌が減ってしまうのです。
唾液は、口の中の汚れを洗い流す役割や、虫歯菌の活動を抑える働きをしています。乾燥によって唾液の量が減ると細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や口臭の原因になることも。「こまめな水分補給」「よく噛む食事」などで唾液の分泌を促しましょう。特に寝起きに口の乾きが気になる方は要注意です。
旅先での慣れない環境や疲労、ストレスなどが原因で寝ている間に歯ぎしりをしてしまう方もいます。旅行中は普段と違う枕やベッドで眠ることになるため、無意識に歯に力が入りやすくなっているのかもしれません。
歯ぎしりは歯がすり減る・欠けるといったトラブルを引き起こすほか、顎関節症や頭痛の原因になることもあります。家族やパートナーに「音がすごかったよ」と言われたらぜひ一度歯科医院で相談してみてください。
必要に応じて歯を守るための「マウスピース治療」などもご提案できます。
旅行は心を癒し、楽しい思い出をつくる大切な時間。でもその裏で、お口の健康が知らず知らずのうちにおろそかになってしまうこともあります。
連休明けは、お口の習慣をリセットする絶好のタイミング。
・歯磨きのペースを取り戻す
・甘いものの頻度を見直す
・水分補給に気をつける
など、できることから始めてみてください。
「ちょっと気になる症状がある」「歯ぎしりの指摘を受けた」という方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。
日付: 2025年5月20日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
当記事をお読みいただきありがとうございます。関原デンタルオフィス⻭科医師の早⽥といいます。
前回は保存困難な⻭を残すためにクラウンレングスニングという外科治療を紹介しました。
今回は深い⾍⻭をもつ前⻭に対しエクスリュージョンとクラウンレングスニングを⾏った症例を紹介します。
エクストリュージョンとは矯正治療の1つで、 ⻭茎の中に埋まった⻭根を数ヶ⽉かけて引っ張り上げる処置のことです。
⻭根が⻭茎より上に出ていることで細菌感染を防⽌でき、さらに被せ物が外れにくくなり⻑持ちさせることができます。
それでは実際の症例を提⽰します(ご本⼈の掲載許可を得ています)
患者さんは⻭並びを気にされて来院されました。
初診時
⻭列矯正と⿊く変⾊している右上前⻭部の治療が必要と判断し、矯正医である飯⽥先⽣と治療計画を⽴てました。
当院ではインターディシプナリー(各専⾨医が協⼒すること)治療計画を⼤切にしています。
矯正の診断では上顎前突+ClassⅠ 叢⽣ 右上5クロスバイト重度の⼝蓋側転移 となります。
先⾏して⻭列矯正を進めていき、最後に⿊く変⾊した前⻭の治療という計画になりました。
全顎矯正が進んだところで⿊く変⾊した前⻭の治療に⼊ります。
コンポジットレジンと⾍⻭を除去したところ、健康な⻭はほとんどなく⻭茎の中に隠れています。
⾍⻭が深く神経を保存するのは困難な状態でした。
このような状態のまま被せ物をしたとしても、すぐに外れてしまうことが予測できます。
患者様にエクスリュージョンとそれに伴うクラウンレングスニングが必要なことを伝え治療を開始しました。
挺出処置の流れですが
根管治療後、レジンを⻭根につめて矯正⽤ブラケットを装着します。
細いワイヤーを使い、ゆっくり上へ引っ張り上げます。
(引っ張り上げている最中もレジンで⻭の形を作っているので、⾒た⽬は問題ありません)
挺出してくると⻭茎のラインが他の⻭よりも上がってきます。
⻭が出てきたら、ブラケットの位置を根尖側に移動しそれを来院毎に繰り返します。
また出てきた分、レジンが強く⻭に当たるようになるため来院毎レジンを削ります。
2週間に⼀度ワイヤーの交換を⾏いおよそ 2 ヶ⽉弱で引っ張り上げ終了しました。
ここから⻭茎の⾼さを揃えるためにクラウンレングスニングを⾏います。
挺出した⻭には⻭周靭帯がついてくるため靭帯を切除しないと元の位置に戻ってしまいます。
⻭周靭帯の切除も必須処置となります。
切開する範囲は⻭茎の厚み、⾻の形態により異なるため術前の診査が重要です。
術直後 まだ⻭茎は⾼い位置にいるように⾒えますが・・・
1 ヶ⽉ほど待つと計算した⾼さに落ち着きました。周りの⻭茎の⾼さとそろったことがわかると思います。
このまま3ヶ⽉ほどワイヤーをつけたままにして、動かしてきた⾻と⻭が落ち着くまで待ちます。
この期間を保定期間と呼びます。
保定しないと⻭は元の位置に戻ろうとするため必須処置です。
その後、レジンを除去しファイバーコアに交換します。
⻭茎に隠れている⻭根の形態を型取りします。
⻭根の形態を型取りするために、⻭茎を広げる緑⾊の⽷を⼊れます。
この型取りしたものから、最終的な被せものを技⼯⼠に作ってもらいます。セラミックで最終修復しました。
術前
術後
術前 術後
斜めに傾いていた⻭根の傾斜も改善でき、噛み合わせを真っ直ぐ当てることができました。
術前 術後
飯⽥先⽣は困難と考えていた右上5番の重度⼝蓋側転移を交差ゴムやワイヤー使⽤することで、しっかり改善しました。
今後は後戻りしないようリテーナーの装着が必須です。
⻑期治療となりましたが患者様の協⼒があり、良い結果になったと思います。
当院では各専⾨医が協⼒し、良い治療を提供できるよう⽇々相談して治療に取り組んでおります。
困ったことがありましたらご相談ください。
長文お付き合いありがとうございました。
日付: 2025年5月20日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
5月20日(火)の午前の診療を休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
飯田先生 20日(火) 21日(水) 23日(金) 終日
今井先生 2日(金) 終日 28日(水) 終日
望月先生 17日(土) 終日
は不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年4月15日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
GW期間中休診のお知らせです。
休診日に関しては、4月28日(月).29日(火) 5月3日(土)〜5月6日(火)まで休診とさせて頂きます。
4月27日(日).4月30日(水) .5月1日(木).5月2日(金)は通常通り診療を行なっております。
5月7日 (水)10時から 通常通り診療開始致します。
ご不便をお掛けしますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年4月15日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは。
関原デンタルオフィスです。
みなさんは、お子さまの歯のケアについて意識していますか?
「乳歯はいずれ生え変わるから、それほど気にしなくても大丈夫」と思われがちですが、実は乳歯はとても重要な役割を担っています。乳歯の健康は、永久歯の並びや噛み合わせ、さらには全身の健康にも影響を与えるのです。
では、乳歯にはどんな役割があり、どのようにケアをすればよいのでしょうか?
今回は、乳歯の重要性や正しいケア方法について詳しく解説していきます。
乳歯はいつか永久歯に生え変わる歯ですが、子どもの成長においてとても重要な役割を果たします。
①発音の習得
歯があることで正しい舌の動きや口の形を作りやすくなり、言葉を明瞭に発音できるようになります。乳歯は言葉の発達に欠かせません。
②快適な食事
乳歯は食事をする上でも大きな役割を担っています。食べ物をしっかりと噛み砕き、消化を助けることで栄養を効率的に吸収できるようになります。特に奥歯は硬いものや繊維質の多い食品を噛む力が養われます。
③永久歯を正しく導く役割
乳歯が正しい位置に並ぶことで、永久歯が正しく生えるための導き役となります。そのため、乳歯を健康に保つことは、将来的な歯並びにも大きな影響を与えるのです。

乳歯は生後6か月頃から生え始め、3歳頃には20本すべてが生え揃います。その後、6歳頃から永久歯への生え変わりが始まり、12歳頃までにすべての乳歯が抜けて永久歯へと置き換わります。
一般的な生え変わりの順序は下記の通りです。
・6歳頃:下の前歯が抜け始めその後6歳臼歯(第一大臼歯)が生える
・7歳頃:上の前歯が抜け永久歯に生え変わる
・8〜9歳頃:前歯から奥歯に向けて順に生え変わり始める
・10〜12歳頃:上下の奥歯は11歳頃に生え変わり、12歳頃に12歳臼歯(第二大臼歯)が生え始める
・14歳頃:すべての歯が永久歯に生え変わる
生え変わりに個人差はありますが、一般的にこのような流れで生え変わります。乳歯が早く抜けすぎたり、なかなか抜けない場合は歯科医師に相談しましょう。
乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、大人よりも虫歯になりやすい特徴があります。特に糖分の多い食べ物を頻繁に摂っていると、虫歯のリスクが高まります。そのため、糖分の摂取量や頻度、タイミングを管理する
「シュガーコントロール」がとても重要になります。下記の点に気をつけて虫歯のリスクを減らしましょう。
✔甘いおやつやジュースは時間を決めて摂取し、だらだら食べないようにする
✔食後には水やお茶で口をすすぐ、できれば歯磨きをする
✔就寝前の甘いものは避ける
✔正しい歯磨きを学び、習慣化する
✔フッ素入り歯磨き粉を使用する
✔定期的に歯科検診を受ける
正しい歯磨きを身につけるためには、親のサポートが欠かせません。特に小さな子どもは自分でしっかりと歯を磨くことが難しいため、大体10歳頃までは、親が仕上げ磨きをして磨き残しを防ぐことが重要です。
・乳歯の歯磨きのポイント
歯ブラシは子どもの年齢に合ったものを使用し、毛先が柔らかいものを選びましょう。また、フッ素入りの歯磨き粉を適量使用すると虫歯予防に効果的です。歯磨きは、毎食後と就寝前、起床後の1日5回が理想的です。
・定期的な歯科検診
3〜6か月に1回のペースで歯科検診を受け、虫歯の早期発見や適切なケアを受けることができます。
乳歯はいずれ生え変わりますが、一時的なものではなく、永久歯の正しい成長にも大きな影響を与える大切な存在です。虫歯を防ぐためにも、本記事で紹介した内容を参考にシュガーコントロールを意識し、親がしっかりサポートしてお子さまの歯の健康を守りましょう。
また、おうちでのケアと併せて定期的な歯科検診を受けることも重要です。幼いうちから正しいケアと通院の習慣をつけることが、将来の歯の健康につながります。お子さまの歯の健康について気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。当院では、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行い、最適な治療計画をご提案させていただきます。