こんにちは
関原デンタルオフィスです。
お子様の乳歯が生えはじめると、「そろそろ歯みがきを始めた方がいいのかな?」と気になり始める保護者の方も多いのではないでしょうか。
お子様の大切な歯を守るためには、毎日の仕上げみがきと、乳歯の時期に合わせたケアが欠かせません。しかし、成長とともに「イヤイヤ期」に入ると、歯みがきを嫌がることも増え、悩まれる方も少なくありません。
今回は、歯みがきのスタート時期から、イヤイヤ期を乗り越える工夫、仕上げみがきのコツまで、親子で前向きに取り組める方法をわかりやすくご紹介します。
歯みがきのスタートはいつから?
乳歯が1本でも生えたら、お口のケアはスタートしてOKです。最初は歯ブラシを使わず、濡らしたガーゼで優しく拭くことから始めましょう。
歯が2〜3本と増えてきたら、赤ちゃん用のやわらかい歯ブラシに切り替えて、1日1回、夜の寝る前を目安に「仕上げみがき」を行っていきます。
この時期は「歯みがき=痛くない」「怖くない」と感じてもらうことが大切です。無理をせず、お子様のペースに合わせながら、遊び感覚で慣らしていきましょう。
歯が生えそろうまでのケア方法
2歳半~3歳頃には、上下10本ずつ、計20本の乳歯がほぼ生えそろいます。この頃から、奥歯や歯と歯の間のケアが特に重要になります。
歯ブラシの毛先を使って1本ずつていねいにみがくことが大切です。自分でみがく練習も始められますが、夜は必ず仕上げみがきを行いましょう。
親子で一緒にみがいたり、好きな歯ブラシや歯みがき粉を選ぶなど、「楽しめる工夫」で習慣化を目指します。
「仕上げみがきイヤ!」への対処法
3歳ごろから始まる「イヤイヤ期」には、歯みがきを強く嫌がるお子様も少なくありません。無理に押さえつけてしまうと、かえって歯みがき嫌いになってしまうことも。
この時期は、無理強いせず以下のように「楽しい時間」に変える工夫が効果的です。
◎歌をうたう/歯みがき動画を一緒に見る
◎お気に入りのぬいぐるみに「先にみがこうね」と声をかける
◎歯みがき後に「よくできたね!」とほめてあげる
◎嫌がる日は「1か所だけ」「10秒だけ」と区切る
完璧を求めず、「少しでもできたらOK」と思うことが、続けるコツです。
仕上げみがきのコツ
仕上げみがきをするときは、姿勢や手順を意識するだけで、負担が減りスムーズになります。
仕上げみがきのポイント
・お子様の頭をひざの上にのせる「寝かせみがき」が基本
・歯ブラシはペン持ちで優しく、力を入れすぎない
・歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝、裏側をていねいに
・順番を決めて磨くと、みがき残しを防げます
「寝かせみがき」は視野が確保でき、安定感があるためおすすめです。
フッ素ケアと歯科チェックのおすすめ
仕上げみがきに加えて、歯を強くするための「フッ素塗布」や、歯科医院での「定期検診」も重要です。特に乳歯や生えたての永久歯はむし歯になりやすいため、3か月ごとのフッ素塗布が効果的とされています。また、仕上げみがきでは落としきれない汚れや歯の生え方の異常なども、歯科でチェックできます。「むし歯になる前に防ぐ」ことが、お子様の将来の歯の健康につながります。
まとめ
仕上げみがきは、お子様の歯を守るための大切な習慣です。スタート時期やイヤイヤ期の対応に悩むこともあるかもしれませんが、大切なのは“毎日の積み重ね”です。
当院では、お子様の成長に合わせたケアのご相談や、フッ素塗布・定期検診も行っております。小さな頃から通っていただくことで、歯医者さんへの不安も少なくなります。
「どんなふうに仕上げみがきすればいい?」「歯みがきを嫌がるけど大丈夫?」といったお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
日付: 2025年12月1日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ



























